チ。の感想、1章その2

チ。
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前回の続き。
フベルトさんとかラファウの養父・ポトツキのことをまだ書いていなかったので
その辺をつらつらと。

フベルトのこと

そのそも、この人が物語の始まりって感じしました。

フベルトが天文に興味があったラファウを観測を手伝わせたりして、巻き込んでしまったがために結局ラファウもああいう結末を迎える羽目になってしまったわけだし。

フベルト自身も1度異端審問を受けている身で釈放されたのに、それでも異端の研究を続けているのが露見したらどうなるか、分かっているはず。

顔の傷とかみると、幽閉中どんな扱いを受けていたのか想像できるだけに、それでも研究を続けているんですよね。根性あるなあとしか思えないよ。
地動説を何としても証明する、という信念だったのかなあ。

ラファウの地動説に関するメモを部屋で見つけたというノヴァクに、それは自分のものだと主張したフベルトにアニメの中のキャラとはいえ、震えましたよ。

ここで捕まったらタヒ罪だよ!

それでもメモは自分のものだと言い張り、ノヴァク達に連行されていくフベルトにぐっとくるものを感じ増ました。

ポトツキは何故フベルトを…

そもそも。
ラファウの養父のポトツキは、何でフベルトを引き受けたんだろう、という謎。
フベルトが異端を捨てて、この時代でいう真っ当な人間に戻ったから、という思いはあったのかも知れないけど。

でもさ。
ラファウも天文に興味があって天体観測もしているんだし、フベルトの唱える異端に染まる可能性は万が一でもあった訳だし。

で、案の定な結果。

と、思ってたらポトツキも地動説に興味を持ってた過去があったんやね。で、改心したはず、とフベルトの身元を引き受けた、と。

それが正しかったのかどうかは?ですが、地動説がフベルトからラファウに。更にその後のバデーニやオクジー、ヨレンタに繋がっていくことを考えるとこの世界での天文学の発展にとっては正しい選択をしたのだと思いました。

地動説も天動説も正しい?

ここからは余談で、しかもかなり個人的な意見です。

地動説が正しいのは勿論なんですが、天動説もある意味正しいんじゃないかなと個人的に思ってます。

というのも。
太陽系の惑星は、太陽を中心にそれぞれ自転しつつ公転しているわけですが、太陽も天の川銀河の中心を軸に回転しているんですよね。

というか、天の川銀河自体が中心にあるブラックホール(いて座 gr A*)を軸に回転しているし、更に宇宙空間を約630km/s(時速約227万km)で移動していると考えられているそうで。
それで、天の川銀河とアンドロメダ銀河は、約40億年後に衝突し合体すると予測されているとか。

これって、天も動いているって言えなくもないのでは。
まあ、チ。の舞台になっている時代ではこれはまだ分からない事ではあったと思いますが。

と、勝手に個人的な解釈をしているのでした。

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